貸出金利最低水準に

企業向け融資や住宅ローンの金利が過去最低の水準となっている。
10年国債の利回りが9日、終値ベースで約9年ぶりに0・8%を割り込むなど、長期金利が下がっているためだ。

みずほコーポレート銀行は10日から、企業向け長期貸出金利の目安となる長期プライムレート(優遇貸出金利)を、現行より0・05%引き下げて年1・25%にする。
過去最も低かった2003年6月と並ぶことになる。

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住宅ローン金利も下がっている。三菱東京UFJ銀行とりそな銀行では、7月の固定期間10年の最優遇金利が年1・4%で過去最低の水準となっている。
各銀行の金利水準は低下が続いており、メガバンク担当者は「住宅投資の底上げにつながってほしい」と話す。

日銀が金融緩和策を続けていることや、世界経済の先行き不透明感で安全資産とされる日本国債に資金が集まって長期金利が低下。
それに伴って、貸出金利も押し下げられている。

最近は、金融機関の競争激化が金利の低下を招いている面もある。
信用力が高い企業向けのほか、変動型住宅ローンの金利も各種の優遇措置によって1%を割り込むことは珍しくない。

ただ金利低下による経済や生活への影響は限定的とみられている。
「今は、金利水準で資金ニーズが高まることはない」(大手銀行)との見方が強く、企業や家計の資金需要の拡大は期待しにくい状況だ。

                            ≪ 7月10日(火) 中日新聞朝刊より ≫
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